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ペットだって家族の一員ですもん!

のぼりとの杜コラム

私が高校生だった頃、実家で柴犬を飼い始めました。
出会いはゴミ捨て場。明らかな子犬で、段ボールの中で震えながらもこちらを見ていました。子犬をすぐに連れて帰り親の反対を押しきり我が家の一員となりました。当時、ジュビロ磐田の中山選手が好きで、なんとなく顔も似てたので中山選手の愛称でもあるゴンと名付けました。
それはもう可愛いすぎて仕方がありません。反対していた両親も我が子以上に可愛がり旅行に行くときも一緒でした。私が大学に進学後、実家を離れての生活となっても帰省したときには私の足音で出迎えてくれるそんな愛くるしい奴でした。
そんなゴンにも寿命がきました。会社の夏休みで帰省していた時でした。昨日まで元気だったのに朝、見たらぐったりしていました。急いで動物病院へ連れていくもお医者さんに「最後はご自宅で過ごしてあげて」と言われ、家族が涙しながら付き添い、眠るように天国へ行きました。
実家は田舎でもあり、当時はペットのお葬式なんて話は聞いたこともなく、保健所へ連れていくか専門の所で火葬するのみくらいしか頭にもなかったですし、周囲もほとんどそうだったと思います。
唯一やれたことと言えば、ペットの合同碑のある所を見つけ写真とお線香を持参し手を合わせることでした。その場所は今でも残っており、帰省した時には手を合わせに行きます。

今はペットも家族の一員としてペットの終活やペット葬がしっかりと確立されています。ペットは法律上、語弊があるかもしれませんが物としての扱いです。でも、誰もが家族の一員であるペットを物として扱いたくなんてありません。お葬式を用意することもできます。火葬してお骨をお墓に納めることもできます。お骨を少し残し手元供養も人の供養と同様に可能です。

いつか訪れる別れはペットも同じです。ペットのお葬式が確立され現在だからこそ、ペットの弔いをしっかりと考えてくれるペットの葬儀社を決めておくことは大切なことと考えます。
ペットの葬儀社の中には、心もなく火葬しお骨を遺棄したりする業者さんもまだあると聞きます。
人のお葬式同様、ペットのお葬式も信頼ある葬儀社に依頼してください。また、いち家族の死として共に考えてくれる人(葬儀の担当者)かどうかも見極めてください。見えない部分が多いため価格だけで判断してしまい後悔しては遅いのです。

ペットの葬儀に関してはまだまだ情報が一極化かもしれません。しかし、今はペットの相談を受けてくれる士業の方や一般の葬儀社でも動物葬祭ディレクターの資格を持つ方もいます。(私も取得しました)「ペットと二人暮らしだけど私に何かあったらどうしたらいいの?」こんな相談にものってくれます。もちろん、登戸の杜でもペットのお葬式の相談は可能です。
情報に惑わされることなく、人の死、人のお葬式同様、専門家に事前に相談しておくことが飼い主としての責任でもあるように思いますが、みなさまどのように思われますでしょうか。。。

ゴンが亡くなって27年かぁ。ゴンは天国で元気に走り回ってるかな。天国へ旅立った時、お葬式はできなかったけど家族の心には今もこの先もずっと生き続けています。

 


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