昨日のお葬式クイズの解答編です!
簡単だったとは思いますが、おさらいも含めて解答&解説をしていきます。
第一問
遺影写真にはサングラスや帽子をつけているものを選んでも良い。
答え ○
遺影写真はずっと残るものです。この先、代々引き継がれていくかもしれません。一番大切なのはその人らしさです。サングラスや帽子がトレードマークでその遺影を見て誰しもが「らしいよね」と思っていただけるのが一番だと思います。ビールジョッキを片手にしていてもいいと思います。釣りをしている姿、ゴルフやボーリングをしているカッコいい瞬間など真顔や正体にこだわる必要はありません。“らしさ重視”で選ぶようにしてみてください。タモリさんもサングラスを外していたら“らしさ”なくなりますよね。
第二問
家族葬とは、家族と親戚しか呼んではいけない。
答え ×
常にお話ししておりますが、家族葬には定義はありません。イメージからすると少人数の家族中心ではあるかと思いますが、お呼びする範囲はそれぞれです。「お世話になったあの方には声を掛けよう」「仲の良かったお友だちだけは呼ばないと」など様々だと思います。
家族葬はご家族がどのような形でお葬式を執り行いたいかを一番に考えてください。
家族のみ、家族と親戚のみ、家族と親戚とご近所の方、家族と親戚と友人等々、これらすべて家族葬です。家族葬と銘打っていてもお呼びする範囲はそれぞれ異なるのです。
家族の想いは家族想=家族葬なのです。100名の方をお呼びしても「家族葬にして良かった」と言う方も多くいらっしゃいます。
第三問
家族葬だと費用は安くご葬儀ができる。
答え ×
「家族葬だから安くできる」と思っている方が多くいらっしゃるようです。金額の感じ方はそれぞれなので断言はできませんが、
【家族葬=参列者が家族、親戚のみ】
とした場合、お香典が必然的に少なくなります。お香典は故人様に縁のある方々が「どうかお使いください」とのお気持ちでいただくものです。もちろん通常であれば葬儀費用にお使いいただく方が多いのですが、
【お香典収入がない=ご家族の費用の負担が多くなる=決して家族葬が安くなるわけではない】
といった図式となるわけです。
家族葬だから安くできるんだ!と先入観が大きいままだと、このようなギャップで金額が「高かった安かった」の印象しか残りません。大事なお葬式を費用だけで判断するのではなく、葬儀費用の内訳や仕組みを知っておくことが実は大切なのです。
いかがだったでしょうか。お葬式はマニュアルやテンプレートはありません。その人らしさや我が家のお葬式の希望が反映されるものです。
ふと、終活やお葬式を考えたときにご家族で「我が家の家族葬はどんなの形が理想かなぁ」とお話ししてみるのも良いと思いますよ。決して同じお葬式はないのですから・・・。
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