こんばんは!
お寺の地図記号は「卍(まんじ)」ですが、今回は由来について調べてみました。
卍とはインドで始まった仏教で使われる印で、幸福、平和、栄えるということを表します。
今でもお寺にでは卍が使われている所があります。
また、2016年に国土地理院はこれから迎える東京オリンピックに向けて、外国人にも分かりやすいように新しい地図記号を発表しました。
例えば郵便局を表す〒マークは✉に変更など。
卍という記号も変えた方が良いと提案がありました。卍はある組織のシンボルと似ていたのです。
それは第二次世界大戦を引き起こしたナチスのシンボルである「ハーケンクロイツ」です。
今でも欧米では卍はハーケンクロイツを連想してしまうことがあるので、あまり良く思われていません。
お寺に描かれた卍を見てびっくりしてしまう観光客もいらっしゃるそうです。
そこで卍の代わりに三重の塔のマークが提案されたそうです。
しかし「卍記号の方がハーケンクロイツより遥かに歴史がある、寺院の地図記号として、卍記号を尊重すべきではないか」という意見が多かったこともあって、その案は見送られたそうです。
いかがでしたでしょうか?私は今回調べてみて卍がハーケンクロイツと似ていることが初めて分かりました。
これを知っておけば外国人の方に説明できますね。