「葬儀用語って何だか難しい…。でも知っていないともっと恥ずかしいわ」を解決します!
今回は『喪主』と『施主』についてを簡単にご説明いたします。
言葉も似ているし一見、同じに思えますよね。でも、意味は違うのです。
喪主:その葬儀を取り仕切る主催者・代表者
施主:葬儀費用の負担者
わかりやすく説明しますと、喪主が葬儀社との打ち合わせの中心になる方、施主が葬儀費用を支払う方ということになります。
しかしながら最近の葬儀では喪主=施主のケースがほとんどです。
喪主と施主が異なるケースとして、
夫が亡くなり本来であれば妻が喪主を務める。しかしながら妻は高齢で喪主としての負担が大きい。喪主は長男の息子を立てて、施主は妻が担う。
この場合、葬儀の打ち合わせ等では長男が中心となって段取りを決めていきます。葬儀費用は妻が精算をする。
いかがでしょうか。何となく想像できませんか?
喪主が葬儀を取り仕切る役割と言っても、すべてを勝手に決めるわけではありません。現在の葬儀は家族葬が中心です。葬儀の内容もご家族のみなさんが一緒に決めていきます。
「祭壇はどれがいいかなぁ」
「返礼品はどうする?」
「お父さんは〇〇なお別れのカタチが似合うよね」
など、ご家族のみなさんで決めていく(創り上げていく)。だからこそ家族葬なのです。
私としては喪主、施主と言葉はありますが、言葉の意味だけは理解していただき、みなさんで「我が家の家族葬はどうしよっか?」と意見を出しながら最も相応しい葬儀を創り上げていただけたらと思います。その思いの丈を私たちに遠慮なくお申し付けください。
その代表者が喪主であり施主であるのです。